CASIO PROTREK PRT-40/1471, 1996 Winter Edition
もう15年物の腕時計である。傷だらけの歴戦の兵士。
いわゆるトリプルセンサー内蔵であり、時計としてだけではなく、
温度計、方位計、気圧高度計としての機能を備えている。
フィールドワークを生業にしている私には、手放せないツールである。
密林内の踏査では、この方位計に命を救われたこともある。いやマジで。
高度計も結構使える。1/5,000の図面で十分コンターも追える。
気圧変化で天気も予想できる。便利だなぁ。
Winter Editionなので、購入当初は手袋をしたままでも脱着しやすいナイロン布バンドと、
ちょっとおしゃれな革バンドの2本がセットされていた。おしゃれではあったが、
水辺での使用が多い私は、ウレタンバンドの方が使い勝手がよかった。
このウレタンバンドが切れそうになってきたので新しいものをと探していたが、
PRT-40に対応するバンドはとうの昔に廃盤となっていた。
あきらめて20mm幅の汎用品で手を打とうかとガックリしていたが、
ネットを探していたらPRT-41対応のバンドが残っていて、これがPRT-40にも使えるという。
多少デザインは異なっても、PROTREKの文字が入っている方がうれしい!
ということで、注文した。なかなか似合うじゃん。
物持ちがいいというか、ただ捨てられない性分なのかw
電池交換も3回くらいしたかな?まだまだ頑張ってもらおう!
ちなみに、ある時計屋さん(トド先生の弟さん)には、
「日本を代表する優れた製品だが、時計とは思いたくない」というようなことを
言われてしまった。たしかに多機能・高機能なツールとしては素晴らしいが、
プラのデジタルという外観から、普通の人が愛着がわくものでもないと思う。
かくいう私も、本来機械もの好きで、時計も複数使っており、
たとえばTAG HEUER 2000の自動巻きなども愛用している。
自動巻き...手がかかるんですよね。電池切れの心配はないものの、
常に使っていなければ止まってしまうし、ほっとくと進んじゃうので、
マメに時刻合わせしなくちゃいけないし、定期的にOHも必要。
ホントに手がかかる。しかし、だからこそ愛着がわくんだよね。